2017年03月15日
Aラインで行こう!
うがみんしょーらん。DEI事務局の【もちごめ】です。
前回に引き続き、製糖工場の見学レポートです。
富国製糖奄美事業所
昭和37年1月に大日本製糖株式会社により操業を開始。
昭和50年8月、有村治峯翁の英断により、経営不振で撤退表明した大日本製糖より、有村商事が事業を引き継ぎ現在にいたります。
翁、大島の製糖産業を救った偉人として、今でも農家からの敬愛の対象とされています。
ここで、白煙をもうもうとなびかせ月夜にそびえるAマークの煙突の写真を載せたかった!
けど、写真ないので工場内「分析室」でサトウキビを搾った汁の分析をしている写真でも。
いわゆる、品質管理部門ってやつですね。
工場内各工程における搾り汁や、できた原料糖の糖度や水分量などを計測しています。
いろんな実験器具に囲まれた部屋で職員さんが楽しそう。
糖業関係者は原料糖の事を分蜜糖とも言います。
煮詰めてどろどろになった搾り汁から蜜=水分や不純物、を取り分けて精製するので「分蜜」なわけですね。
なので、黒糖の事を「含蜜糖」と呼びます。読んで字のごとく、蜜を取り除くことなく、そのまま個体化している糖です。
鹿児島県下の分蜜糖工場と、各工場の原料処理能力は以下の通り。
北から
種子島 新光糖業 1,600トン/1日
大島 富国製糖 450トン/1日
喜界 生和糖業 900トン/1日
徳之島 南西糖業
徳和瀬工場 1,100トン/1日
伊仙工場 1,200トン/1日
沖永良部 南栄糖業 900トン/1日
与論 与論島製糖 430トン/1日
となっています。
富国さん、与論島製糖(ここも有村グループ)さんとならんで、工場規模は小さい方なんですね。喜界島・沖永良部の半分くらい。
そして、びっくり徳之島。工場が二つ、それぞれ1日1,000トンを超える処理能力です。
南西糖業では工場内設備も最新式のものが導入されているそうです。
一番北の種子島、気候的に不利なようにも思いますが、工場規模は県下最大です。
キビの作付面積もさることながら、畑の管理が徹底されて単収が(面積あたりの収穫量)が相当高いのだそうです。具体的な数字聞いて来ませんでしたが。
そして工場見学翌日、できた分蜜糖400トン分が前肥田港へ。
ちなみに、製品歩留まりはおよそ12~13%。
つまり、100トンの原料(サトウキビ)から12~13トンの製品ができるわけです。
(それしかできない!)
さて前肥田港。
画面中央やや左、分蜜糖を載せる貨物船が着岸してます。この写真じゃまったくわかりませんね。
しかも、以下の写真は去年撮影したもの。
ブルドーザーでダンプに積まれた分蜜糖が次々やってきます。
見たところ、砂とか土砂を運んでるのと大差ない。
運転手さん、尊敬します。
ベルトコンベアの投入口、自分も登ってみたけど結構高くてコワイですよ。
ばさばさばさーっと荷台から落とされた分蜜糖はベルトコンベアで船の中へ。
船中へどざあああっと流れ落ちます。見た目は浜の砂と変わりません。
この光景、じっと見てるとなんだか目が離せなくなってくるんです。動画も撮ったはずなのですが、撮れてなかったみたい。
この船のデータも失念。
普段は毎週2回、鹿児島~笠利(前肥田)~名瀬~古仁屋~亀徳~知名等を行ったり来たりして物資を運んでいる定期船。
せっかく甲板に上がらせてもらったのに、写真がコレしかない。
船上から望む手花部集落。ここも由緒あるシマ。
てな具合で一応、工場見学レポートはおしまい。
ところで、ダイニホンとかフコクとか、ちょっと穏やかでない社名がでていますが、この辺は各自調べてみましょう。
特に大日本製糖、すごいですよ。
前回に引き続き、製糖工場の見学レポートです。
富国製糖奄美事業所
昭和37年1月に大日本製糖株式会社により操業を開始。
昭和50年8月、有村治峯翁の英断により、経営不振で撤退表明した大日本製糖より、有村商事が事業を引き継ぎ現在にいたります。
翁、大島の製糖産業を救った偉人として、今でも農家からの敬愛の対象とされています。
ここで、白煙をもうもうとなびかせ月夜にそびえるAマークの煙突の写真を載せたかった!
けど、写真ないので工場内「分析室」でサトウキビを搾った汁の分析をしている写真でも。
いわゆる、品質管理部門ってやつですね。
工場内各工程における搾り汁や、できた原料糖の糖度や水分量などを計測しています。
いろんな実験器具に囲まれた部屋で職員さんが楽しそう。
糖業関係者は原料糖の事を分蜜糖とも言います。
煮詰めてどろどろになった搾り汁から蜜=水分や不純物、を取り分けて精製するので「分蜜」なわけですね。
なので、黒糖の事を「含蜜糖」と呼びます。読んで字のごとく、蜜を取り除くことなく、そのまま個体化している糖です。
鹿児島県下の分蜜糖工場と、各工場の原料処理能力は以下の通り。
北から
種子島 新光糖業 1,600トン/1日
大島 富国製糖 450トン/1日
喜界 生和糖業 900トン/1日
徳之島 南西糖業
徳和瀬工場 1,100トン/1日
伊仙工場 1,200トン/1日
沖永良部 南栄糖業 900トン/1日
与論 与論島製糖 430トン/1日
となっています。
富国さん、与論島製糖(ここも有村グループ)さんとならんで、工場規模は小さい方なんですね。喜界島・沖永良部の半分くらい。
そして、びっくり徳之島。工場が二つ、それぞれ1日1,000トンを超える処理能力です。
南西糖業では工場内設備も最新式のものが導入されているそうです。
一番北の種子島、気候的に不利なようにも思いますが、工場規模は県下最大です。
キビの作付面積もさることながら、畑の管理が徹底されて単収が(面積あたりの収穫量)が相当高いのだそうです。具体的な数字聞いて来ませんでしたが。
そして工場見学翌日、できた分蜜糖400トン分が前肥田港へ。
ちなみに、製品歩留まりはおよそ12~13%。
つまり、100トンの原料(サトウキビ)から12~13トンの製品ができるわけです。
(それしかできない!)
さて前肥田港。
画面中央やや左、分蜜糖を載せる貨物船が着岸してます。この写真じゃまったくわかりませんね。
しかも、以下の写真は去年撮影したもの。
ブルドーザーでダンプに積まれた分蜜糖が次々やってきます。
見たところ、砂とか土砂を運んでるのと大差ない。
運転手さん、尊敬します。
ベルトコンベアの投入口、自分も登ってみたけど結構高くてコワイですよ。
ばさばさばさーっと荷台から落とされた分蜜糖はベルトコンベアで船の中へ。
船中へどざあああっと流れ落ちます。見た目は浜の砂と変わりません。
この光景、じっと見てるとなんだか目が離せなくなってくるんです。動画も撮ったはずなのですが、撮れてなかったみたい。
この船のデータも失念。
普段は毎週2回、鹿児島~笠利(前肥田)~名瀬~古仁屋~亀徳~知名等を行ったり来たりして物資を運んでいる定期船。
せっかく甲板に上がらせてもらったのに、写真がコレしかない。
船上から望む手花部集落。ここも由緒あるシマ。
てな具合で一応、工場見学レポートはおしまい。
ところで、ダイニホンとかフコクとか、ちょっと穏やかでない社名がでていますが、この辺は各自調べてみましょう。
特に大日本製糖、すごいですよ。