しーまブログ 2021年01月11日
去年も負けた
うがみんしょーらん。ＤＥＩ事務局の【もちごめ】です。
上の画像はルリカケスの卵。
うっすらと青みをおびてます。大きさはウズラの卵よりはちょっとだけ大きいかな。
毎年、年末から春にかけて、戸袋の中に巣を作ろうとするのでその都度追い出すんだけど、何度もやってきてギャーと怒る。
去年は春先に最後に追い出してからその後戻ってこなかったので安心していたら、６月過ぎだったかな、いつの間にか産まれてた。
こうなったら、こっちの負け。ヒナが育つまでは窓も開けずにそっとしておく。
で、ある朝、窓のすぐ外でカラスとルリカケスのけたたましい鳴き声でビックリして覗いてみたら、どうやら卵を温めていたルリカケスをカラスが引きずりだしていたみたい。
両者つかみあったまま地面に転がり落ちて、すぐさまカラスが卵を狙ってやってきたので、僕もつい慌てて飛び出してカラスを追っ払ったのでした。
カラスはいったん飛び立って電線の上でこちらをまだ狙ってるんだけど、ルリカケスの夫婦も僕にビックリして山の斜面の木の上からこちらを見てるありさまで。
その後も何度かカラスが卵を狙ってやってくるたびに僕が追い払うんだけど、両親もすっかり警戒して戻ってこない。ハテ、困った。このまま親が来ないと卵が冷えて死んじゃうぞ。
奄美博物館に電話して、学芸員さんに状況を説明したところ、半日温めずに放っておくとダメみたい。夕方まで親が巣に戻らなかったらもうダメかも、ということで、カラスを警戒しつつ待ってたんだけどご両親は帰ってこなかった。
で、しかなたく回収。
まだ少し暖かかったので、電球で温めようかと。
と、思ったら玉切れだったのでペットボトルにお湯をいれて湯たんぽ作戦。
冷めたらまたお湯を沸かして入れ替えて、、
そういえば使ってない電気あんかがあったんだ。
湯たんぽ＆電気あんかでなんとかヒナがかえるといいけど。
学芸員さんによると、ルリカケスの人工ふ化は難しいそう。
龍郷町にある獣医さんのところにふ卵器があるとのことだったので翌日お届けすることに。
もし無事に生まれたら、上野の動物園か鹿児島の動物園に引き取られることとなりました。
この日はとりあえず布団をかけておやすみなさい。
と、去年のお話でした。
その後、獣医さんから何の連絡もないのでダメだったのかなあ。
しかも、数日後におそらくご両親（ルリカケス）がやってきて、ギャーギャーギャーと鳴いてから去っていきました。
TじT
Posted by DEI at 21:11│Comments(2)
│シマ遺産
この記事へのコメント
奄美いんやま動物病院さま
コメントありがとうございます。
また、その節は大変お世話になりました。
そもそもカラスの攻撃に自分が介入するのがよくなかったのかもしれないとも思ったのですが、その時は反射的に動いてしまいまして。
今冬も何度かルリカケスが巣作りにやってきています。
今のところ追い返してますが。
万が一の時にはまたご連絡いたしますので、その際はよろしくおねがいします。
＾じ＾
コメントありがとうございます。
また、その節は大変お世話になりました。
そもそもカラスの攻撃に自分が介入するのがよくなかったのかもしれないとも思ったのですが、その時は反射的に動いてしまいまして。
今冬も何度かルリカケスが巣作りにやってきています。
今のところ追い返してますが。
万が一の時にはまたご連絡いたしますので、その際はよろしくおねがいします。
＾じ＾
Posted by DEI
at 2021年01月12日 17:26
at 2021年01月12日 17:26受け取った獣医師のものです。
残念だがらすべて停止卵（発生が止まっている）でした。卵は卵で博物館に寄贈しています。それもまた大切な標本となると思います。
あれからさらにちゃんとしたふ卵器も入れたので、又あるような場合はこちらもより良い体制で可能性にかけたいと思います。
（もちろん、万が一卵が来てしまった場合、ですが…ときたまあります）
残念だがらすべて停止卵（発生が止まっている）でした。卵は卵で博物館に寄贈しています。それもまた大切な標本となると思います。
あれからさらにちゃんとしたふ卵器も入れたので、又あるような場合はこちらもより良い体制で可能性にかけたいと思います。
（もちろん、万が一卵が来てしまった場合、ですが…ときたまあります）
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にて診察しています。 9：00～12：00、 15：00～18：30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 急患はまず電話を。 0997-62-3310 090-2085-2649 at 2021年01月11日 22:24
at 2021年01月11日 22:24
