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2019年04月14日

クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)

うがみんしょーらん。DEI事務局の【もちごめ】です。
今年も大量にホンダワラみたいのが流れてきましたね。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


新鮮でおいしそうなところを一つまみ食べてみると、特に味もないけどイケそうな予感。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


今年はアオサも採れず、ミングリ(きくらげ)もムジン(アジ科の小魚)もここ数年さっぱり獲れず、漁労採集比率の高い我が家にとってはまたとない食料資源かもしれないのですが、シマではあまり食べる習慣ないですよね。
以前は畑の肥料に使ったそうですが。

海から次々とやってきます。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


カミさんが聞いてきたところによると、島でも、一度ゆでてから乾燥させて保存食にしていたとのこと。
そういえば、天草でもおばちゃんたちが冬にたくさん採れるヒジキを大きな鍋で何時間も炊いて灰汁抜きしてたのを思い出しました。

ということで、一抱えほど収穫。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


庭でグツグツ。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


ゆでると、なんときれいな緑色に。
モズクも新鮮なやつだと、熱いお味噌汁に入れた瞬間にキレイな緑色になるのと同じ理由でしょうか。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


一つまみ味見してみたところ、やはり味も無いけどエグミもなく、サラダなどによさそうです。
ただ、2時間ほど煮たててみたのですが茎が硬くてこのままでは利用しにくい感じです。

夕方ネットで調べてみると、東北などではよく食用にされているホンダワラ科の「アカモク」と呼ばれる海藻で、栄養満点のようです。
しかも、あらかじめ茎から葉っぱをしごくように取り(簡単に取れる)、数十秒煮るだけでいいそうで。

しかし、そんなことより、
「ヒ素を含むので、絶対に生食しないでください」
って、ぎゃあー!
今頃そんなこと言われても!(←先に調べればいいものを)

とりあえずその後もうっかり生き延びているのでジオラマめぐりのつづきです。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


今年度最終回となる教会めぐりは、大和村戸円(とえん)集落。ここも初めてお邪魔しました。
狭くて入り組んだ道が多い、歴史のありそうな集落です。
ぐるぐる廻ってもなかなか教会が見つかりません。

いい加減疲れたので、高台にある公民館のわきに車を停めて集落を眺めてみたら目の前に十字架発見。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


車で何度もココの前を通ってたんですけど。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


一見普通の民家ですが、奥にホコラ(?)が見えます。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


敷地に入ってみると、十字架の下には鐘もありました。
すぐ脇は防風樹を挟んで狭い車道になります。道路からは見えません。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


鐘には「1988年 聖マリアの年」と。
「カトリック奄美100年」によると、1987に「≪マリアの年≫巡礼が開催」され、島内から35名が「鹿児島本土のマリアに奉献された教会を巡礼訪問する」とありますが、何か関係があるのでしょうかね。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


周りが建てこんでいて、全景が写せませんでした。
やはりクリスマス気分は見られず。
(そもそも、1月3日のことなんですけどね。)
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


戸円教会(無原罪の母)
1921年(大正10年) モーリス・ベルタン神父が戸円に福音宣教を試みる
1952年(昭和27年) パトリック・フィン神父が戸円を訪問、宣教する
1969年(昭和44年) 大棚教会の巡回となり、民家を仮教会とする
1970年(昭和45年) 名瀬マリア教会の巡回となる
1976年(昭和51年) 知名瀬小教区の巡回となる
1985年(昭和60年) 戸円教会が落成 糸永司教により祝別 無原罪の聖母に奉献
だそうです。

こちらが罪なき母とその子、とその脇に天使、でしょうか。
まわりは手作り感満載のコンクリート製のホコラ。たぶん地元で採れる石を使ってるんでしょうね。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


穏やかで平和な感じ、好きです。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


天使もウットリ。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


というところで、今年はひとまず終了の教会ジオラマめぐりなんですが、なぜ奄美北部で明治以降急速にカトリックが普及したのか、そのあたりを紹介したいのですが、いい加減教会ネタ飽きてきたので、またそのうち。

さてさて、教会めぐりの長旅を終えて笠利へ向う途中。気になる看板。
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


「史跡 (津名久焼窯跡)
今から100年前(明治初期)から明治12、2年頃まで薩摩の陶工が来島し、数多くの陶器を産出した由緒ある津名久焼窯跡である。
平成6年2月 大和村」
だそうで。

いったいどんな焼物だったんでしょうか?どこかに現物展示してないのかな?
そういえば、大和村って、民俗資料館的な施設ありましたっけ?
クリスマスジオラマめぐり大和編③(今期最終回)


「窯跡」がどんな様子か見てこようかと思ったものの、コワくて中まで入り込めませんでした。
^じ^;


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この記事へのコメント
へえ、新しくできたなら、ぜひ行ってみないと。


あ、ホンダワラは庭のヤドカリ君たちにあげました。
^じ^
Posted by DEIDEI at 2019年04月16日 08:59
大和村の資料館を求めて、4年前くらいに訪ねたことがあるよ

図書室や会館を新しくするからって、
民具や資料は、大棚小学校の空き教室に一時保管してるって、きいたから

特に研究目的もないのに、その教室へ入れてもらって
「わーすごーい!!」ってはしゃいで、 それきり。。

資料室は、結局どうなったんでしょう? 新しく在るのかな?
Posted by あまゆみあまゆみ at 2019年04月15日 22:16
教会の鐘巡りも面白そうですね。
今回巡った教会では、すでに鐘が設置されてないところも多かったけど。
戦時中はきっと供出(押収)されただろうしね。

津名久焼、大和村で展示してないのかなあ?
^じ^
Posted by DEIDEI at 2019年04月15日 07:47
津名久焼きは、真黒い釉薬の焼き物だそうよ(^。^)

鐘の1988年、この頃にNHKの『ゆく年くる年』で、大笠利の大晦日ミサが中継されたのよ!
鐘に関連して紹介されてたのは、覚えてるんだけどね~

ほいで、、 大量に茹であがったホンダワラは、その後どうなったんでしょう?
                
Posted by あまゆみあまゆみ at 2019年04月14日 22:45
コメントありがっさまりょん。よーりよーり待ちくりんしょれ!
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